Q 【財産分与②―分与の対象―】 妻と離婚協議中です。婚姻後半年後に、父からの相続により取得した私名義の不動産(父の田舎の田畑で妻は行ったこともありません)について、妻は、婚姻中に取得した財産なので2分の1を請求されています。この不動産も妻に半分を分与すべきでしょうか。

A 相続により夫が取得した不動産は妻に分ける必要はありません。財産分与の対象となるのは、名義にかかわらず、婚姻中に夫婦が協力して形成・維持した共有財産です。婚姻前に取得した財産や、婚姻中でも、相続のように夫婦の協力とは無関係に取得した財産は、特有財産として、原則、財産分与の対象になりません。なお,特有財産でも、その財産のの形成・維持に貢献した場合には、貢献度に応じ、例外的に財産分与の対象となることがあります。しかし,ご質問の事情では,妻の貢献は想定できず,分与対象にはならない可能性が高いと思われます。

 妻との協議がまとまらない場合には、家庭裁判所に離婚調停を申し立て、調停での合意を目指すことになります。


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