Q 【離婚原因―不貞行為―】 夫は、2年程前から浮気をしていました。女性と旅行の約束をしたSNSや、旅行の写真、ホテルの予約・決済などの記録が携帯電話やパソコンに残っていました。夫は浮気はしていない、離婚はしないと言いいますが、私は裁判をしてでも離婚したいと考えていますが、認められますか。

A 夫が浮気(法律用語では、不貞行為といいます。)を否定し離婚しないと言っているので、協議や調停での離婚は難しいでしょう。しかし、現在の法律では、まず家庭裁判所に離婚調停を申し立てて、調停が不成立となった後で、離婚訴訟を起こさなければなりません。

裁判離婚では、法律で定められた離婚原因が必要で、離婚を求める側が、相手の不貞行為の事実を主張・立証しなければなりません。夫と女性とのSNSのやりとり、旅行時の写真、ホテルの予約・決済といった記録は裁判で重要な証拠となりますので、直ちに保存してください。他に、証拠として、携帯電話の受信・着信履歴の保存、クレジットカートの利用明細書の収集等も考えられます。ご相談のケースでは、証拠から夫の不貞行為が認められる可能性は高いでしょう。

なお、現実に不貞行為があっても、裁判所が確実な証拠によって不貞行為があったと認定することはできない、と判断した場合には、離婚は認められません。また、裁判所が不貞行為があったと認定した場合でも、様々な事情を考慮した上で、婚姻を継続させることが夫婦にとって望ましいと考えた場合には、離婚は認められないこともあります。


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